『わたしたちはできない、をする。』参加者公開

The end of company ジエン社 番外公演『わたしたちはできない、をする。』の参加者を含めた情報公開を行います。下部に今回の企画についてコメントがございます。併せてご覧ください。


 

参加者(五十音)

荒田幸紀
池田衣穂
井澤佳奈
梅永あん
梅津佐知
大城 美天季
草薙彩那
小林 耕平
小林 駿
こばやし帝国
佐藤紬衣
新海有己
春原愛良
関彩葉
中條 玲
中村 愛香
波多野伶奈
土生野乃花
林田真依
藤家矢麻刀

松浦みる
渡邉素弘

 


主宰コメント

今回「出演者」という書き方ではなく、「参加者」なのは、上演そのものには立ち会えない俳優がいるということです。現時点では関彩葉、中條玲、波多野伶奈がそれに相当します。他にもスケジュールによっては増えるかもしれません。

でも彼らも参加します。

稽古し、その過程に、そこに居る事、ただ居る事、上演する俳優に影響を与えるのも、俳優としての参加の仕方なのではないか、と考え、俳優の一部が出演「できない」俳優にも参加していただいております。

出演することが「できない」。でも、演劇はできるのではないか。

たとえば、彼らが稽古場に居て稽古していたことを、誰かに演じてもらう、とか。上演時刻、上演会場とは違うどこか遠くで演技をし、この世に存在していただく、とか……いろいろ考えていますが、まだわかりません。すべては今後の稽古次第です。

そしてもう一つ。

直接観劇することが「できない」観客の方の事を考えています。

このお知らせを見、この公演があるということ、あったという事、それを認識していただくことも、「観劇」の一部として演劇になってほしいなあという希望というか、なんでしょうね、参加のお誘いというか……。

劇場に来て、観劇いただくことが最大の喜びで、もっともうれしい参加のやりかたです。

ですが、多くの人がいるところに座っている事が「できない」、自由になる時間を物理的にとることが「できない」、――観劇をすることが「できない」。そんな方にも、遠くからでも祈って頂ける、楽しんでいただける方法はないかどうか(それは生中継とか動画配信とかそういう事だけではなくて)も、考えたいなと思っています。

や、思うだけで、なにもできないかもしれません。

でも今回、そういう事を、考えてみたいなと思っています。すべてのできなさのために。

できないを、やります。

やろうとして、稽古がはじまりました。どうぞよろしくお願いします。

ジエン社主宰・山本健介

 


 

The end of company ジエン社 番外公演
『わたしたちはできない、をする。』


■日程

2020 年 2/15(土)~16(日)

■会場
神奈川県立⻘少年センター スタジオ HIKARI
〒220-0044 神奈川県横浜市⻄区紅葉ケ丘 9-1

■チケット発売
2019 年 12 月 1 日(日)

 

その他の詳しい情報についてはTwitterと公式サイトにて順次公開予定です。