成田からモスクワ経由でフランクフルトへ。
フランクフルトに1泊してICE(長距離鉄道)で1時間、マンハイムで乗り換えて15分ほどでハイデルベルク到着。
1、ハイデルベルク – ハイデルベルク城

ハイデルベルクは長崎とか神戸のような穏やかな町だった。ハイデルベルク城はその町の山間部入口にあった。
いつからあるかは不明、13世紀に存在していて、あらゆる諍いに巻き込まれたらしい。
今は老人のように物静かな佇まいを見せている。
城の内部には巨大なワイン樽があり、これはかつての栄華の象徴の一つ。ワインの試飲すればよかったな。
2、ベルリン
ハイデルベルクからフランクフルトへ戻りベルリンまでICEで移動。6年ぶりのベルリンには5日間滞在した。
ミッテやクロイツベルクを散策。噂に聞く通り開発は進んで物価は上がった様子だったが、変わった部分よりも、変わらないいい部分の方が多かった。
クラブや展示には行かなかった。そのかわりドラッグストアは多く行った。
公園や街路樹の多さを再確認した。都市における余白の多さが相変わらずのベルリンの魅力だと思う。

2、プラハ – プラハ城
ベルリンから長距離バス(RadioJet)で4-5時間かけてプラハに到着。観光名所として名高い都市だが、本当にそう思う。360度どこを向いても絵になる街並み。カレル橋の賑わいとモルダウ川の風景。観光客でどこも溢れていた。

プラハ城はプラハの北側で街を見下ろす形に位置していた。9世紀からあったとされる荘厳な城で、規模の大きさに驚く。チェコの観光産業は昔からこの城に支えられているのだろう。貫禄のある巨木のような存在だった。
3、クラクフ – ヴァヴェル城
プラハからクラクフはLEOエクスプレスというサービスで移動。プラハ中央駅から電車で国境の町ボフミーンまで4時間。その後3時間バスに揺られて到着。
クラクフは、プラハのような華やかさというよりは落ち着いた旧市街。ポーランド名物の陶器や衣料などが軒を連ねていた。ポーランドは食事が美味しいので食べ歩きが楽しい。

ヴァヴェル城は13世紀からあるとされるクラクフの古城。隣に流れる川辺も含め穏やかで優しい佇まいに感じた。城下町との高低差が少ないせいか親しみやすさがある。
親しみやすさはあれど、内部は巨大な集合住宅のような規模があってまた圧巻される。
夕暮れの川沿いののどかな美しさが印象的だった。
滞在した民泊の宿がゲットー(かつてユダヤ人を隔離した地域)にあり、その寂れた街並みはクラクフの歴史の陰りの側面だったように思えた。
4、ワルシャワ – バルバカン
クラクフからEIPという長距離鉄道で3時間弱でワルシャワに到着。ワルシャワの観光名所「ワルシャワ歴史地区」は中央駅から徒歩30分程度。ワルシャワ自体は近代化の進んだシティであるが、その中に旧く美しい街並みが丸々残っている。バルバカン はその北側ある煉瓦の砦。生々しい赤レンガの迫力が面白かった。

ワルシャワへの訪問は2回目。前回は真冬だったので今回は凍えずにゆっくり観光できた。ポーランドのここ数年の発展はすごいスピードなのだと思う。中心部は街中工事していた。
ポーランドから直行便で帰国。
終始トラブルがなかったのはラッキーだった。
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色々なインパイアを享受して、これからどう生きようか、という話になる。
フットワークを保ちながら定めるべきを定める、というのが大事だと思う。
30代になった直後に帰国して、先日36歳になった。30代前半の目標は大まかにクリア。新しい5年の目標を立てようとしている。