まず、義母のお母さんに会いに行った。
お会いするのは初めてなのだけど「おひさしぶりーねー!」と喜ばれた。
本当に元気で明るい方で、初めてお会いするのに、本当に昔からよく知っているかのように歓待されてうれしくあった。
そして、越谷にスーツを仕立てに行った。
オーダーメイドスーツって初めてかもしれない。
翌日は代々木でとあるWEBサービスの開発MTG。


ここ、カフェケトル。最近頻繁に出没しています。
店内のパン屋の娘は、僕のへんてこな縁をあやとり遊びしている子です。
その後は某社長邸宅にお邪魔した後終電帰宅。
翌日大手町のスペースで作業。
スペースにあった新書を借りた。
少数精鋭の組織論 (幻冬舎新書) 斉須 政雄
この本はかなりいい。友人に買ってあげようと思った。
あくる日は池袋でTと会ってお茶をした。
もうほんと長い付き合いなのだけど、ここへ来ていっしょに仕事ができるんなら楽しい。
そして、小雨の降る大宮でMTG。大宮ってあんま馴染みがなかったのだけど、
最近ちょいちょい行くようになると興味がわくのも確かで、ていうか今後ともいろいろ通うことになりそうで楽しみな町である。
次の日は鶯谷のお得意様のオフィスで午前中から作業。
夜は渋谷でまたお仕事のお話。
同じお店の宇田川町店と道玄坂店で行き違いになってびっくりしたけど、いいお話ができたと思う。
件の社長宅でホイコーロをいただく。
渋谷に行く頻度が本当に多くて、
代々木あたりに休憩できる部屋借りたいと思うようになった。
今日もまた渋谷に行って以前より知っていた某アプリ開発会社とお仕事する流れ。
社名個人名伏せてばっかりで曖昧模糊とした情報ばかりなのだけど、
まあまあ、ネット上でそんなに手の内明かしてもしょうがないっしょ。
久しぶりに映画を見た。
「コーヒーをめぐる冒険」、ベルリンを舞台にした静かな映画。
ベルリンの肌寒い季節の、鈍い憂鬱が要所要所に描写されていて感情移入せずにいられなかった。
何より、知っている風景が多すぎて笑った。
あの、切符が買えないタイミングとか、検札が来るタイミングとか、コーヒーが飲めないタイミングとか、
環境が、自分を苛立たせる装置に思える感覚。そう遠くない、そういう日のことを思い出した。
ベルリンはまだ寒いかな。みんなは変わらず元気かな。
憔悴しながら町から町へ駆けずり回るこの暮らしが、たまにしんどい日もあって、
それでも毎日が価値に直結している感じが楽しくもあって、
ベルリンののんびりした生活はもう本当遠いと感じたときに、あの鈍い憂鬱は、少しいとおしく思えた。
風花なんていう珍しい気象もあるけど、最近は暖かい時間もけっこうあって、
もう春がきているなあ。啓蟄なんだなあと感じることも多い。
千代田線で荒川を渡るときの窓のむこうの春薄暮を見ながら
U1からもこんな風景を見た気がした。
かたくなったこころが融けて、土中で凍えていた感受性の種が
いい感じに芽吹きますように、って
そんなことを祈りたくなる、きれいな空だった。