various vegitableという箱で、Hzレコードのアカガワさんと知り合いになった。
音もおもしろく、卓球場とDDRソファいっぱいのラウンジがある。赤川さんの友達以外にもイタリア人のジュリエッタ、オーストリア人のマーチンと知り合う。
visonareにはたびたび行ってる。夏は本当にきもちいい。
・Zur wilden Renateという廃墟にサウンドシステムもうけたような不思議なクラブにいった。リラクゼーションスペースがいっぱいあってたのしい。ソファでまったりしてたら、ジュリエッタが話しかけてきて「I know you!」とさけんだ。ベルリンはせまい、クラブで再会なんてほんとざらだ。あまりに雰囲気があったのでポージングつけて撮ってもらった。
・同じフラットにすんでいるクリさんはベルリンに来て5年のアーティストで、絵で生計を立てている。音楽も演奏する。しばらく見かけないなあと思って5日ぶりに帰宅した彼にどこにいってたのか尋ねると、オーストリアの音楽フェスに出演していたと言う。
まずヨーロッパ圏はフェスが多すぎる。ビッグイベントばっかりで音好きは毎週のように国外へ音楽を追いかけている。また、国外に旅に行ってくるという感覚が他県にいってくるくらいの感覚だ。
東京で「沖縄行ってきた」と同じくらいの感覚で、「スペイン行ってきた」とかが出てくる。ベルリンからポーランドは歩いて国境を越えられるという。
なんにせよ、ミュージシャンとしてフェス出演はすごいと思う。
・ベルリンの友人はホームパーティばっかやってる。今月はカテリーナの誕生日会とさっさくんの帰国お別れ会があった。そういえばほかのパーティもけっこうあった。
ベルリンでは誕生日会は自分が幹事が基本。で、開催が基本。バースディホームパーティに行く機会は多い。そして、他国からの出入りの多い国なのでお別れ会も多い。さっさくんにはけっこうお世話になった。
・アブラハム(正しくはイブラハム)、通称イブとたまに飲む。
いっしょに「カンフーハッスル」を観たら、「この街に警察はいないのかよ!」とか思ったことをずっと叫んでてテンションが上がる。イブは言語学校の先生だからか、英語が聞き取りやすい。国によって本当に英語のなまりは激しい差異がある。アフリカン、アメリカン、アジアンでそれぞれ特有のなまりがあるので「正しい発音」とかナンセンスだと思う。かしこまった場以外では。
そんなこんなでイブとは仲がいい。
・そういえば同居人のクリさんは僕が住みはじめるちょっと前にイベントのエントランスで会ってる。ベルリンは狭い。
僕が入居した翌日、まだ誰にも引越ししたお知らせをしていないはずなのに、友人のエリバンがいきなり部屋に来て「why are you here!?」と叫んだ。聞けば彼女は、僕とクリさんの共通の友人だったとのこと。
「私の友達がこの前かばん盗まれてー」「へーそれは大変だねー」という話をしている最中に当事者(自分)が現れてまじでびっくりしたと言われた。
ベルリンの狭さはびっくりする。
・ジュリエッタと彼氏がバイト先の寿司レストランに食べにきて、WEEKENDというクラブに誘われたので、その夜行った。周りに何もない高層ビルの最上階という意味不明の立地。テンションが上がらないわけがない。汗だくになるくらい夢中で踊っている最中にびっくりするような絶景の朝焼けが出た。DJが逆光でシルエットになって、窓には世界が終わったような、時間が停止したような朝焼けがあって、それでも会場の中だけは熱狂的な時間が流れているという風景が、もうほんと神秘体験だった。
・バイト先は人手不足でけっこう働きまくってる。7月はほんとクラブとバイトばっかだった気がする。くやしい。
バイト先にいるのは日本人とタイ人がほとんどで、そのほかにもベトナム人、フィリピン人、韓国人、中国人かがいる。仕事がまだおそいのがくやしい。板前のオン、トン、ランの3人組は本当に包丁使いがうまいし寿司の事をよく知ってる。彼らの覚えている日本語の多くは下ネタだ。店員に浣腸をしかけてきたり、物陰に潜んで大声で驚かしたり、腕相撲したり、まじで子供のような遊びが流行していてたのしくはある。
写真はランがあまりにもおにぎりが似合うのでおにぎりを握らせて記念写真をしたの図。
・もうじき日本に帰国するみおちゃんは日本で俺と同じ町、同じ駅に住んでいた。
数日振りの休日にクロイツベルクとノイケルンの狭いエリアを散歩した。マーケットでエンジンつきの電気キックボードを35ユーロで買った。が、動くようになおすのに15ユーロ必要。
・上岡さんは地下鉄で話しかけられた日本人ビジター。造形をやっている
以前会社でデザインした車が春からヨーロッパで走るのでそれを見に来た。と先月あったときは言っていたが、先日会ったらベルリンの芸大に入ると言いだした。見学ということで、ベルリン芸大に行ってみると本当に造形をやる人間にとって理想的な環境であるらしい。たしかにこんな場所にいたら一日中作品と向き合えてしまうような没頭できる雰囲気がそれぞれのアトリエにはあった。
ベルリンの大学の学費の低さに驚く。ガキの使いじゃないか!
最近になってほんとうに勉強欲が沸いてきているのでこのいきおいで勉強しようと思う。いろいろ。
・英語の字幕でアニメを見てちょっとした勉強と言うことにしている。Steins;Gateを見なおしてなきまくった。氷菓がほんとうにおもしろい。ドイツ語字幕で見る勉強もはじめたい。
・elegirlのSooleeがベルリンに来ているということを彼の帰国前日に知った。
連絡したら「いまベルクハイン!」という。結局その日は会えなかったが、翌日寿司屋にすしを食いに来てくれた。忙しい時間だったので10秒くらいしか挨拶できなかったけれど、日本でも韓国でもない場所で会えるなんてやっぱちいさい感動はある。
elegirlの次のリリースは、スイス、チューリッヒから。
・いろんなことをやりたい。思いついた数だけ形にしたい。演劇、音楽、詩作、WEBマガジン運営、遊び場は無限にある。その結果、お前は何者なのだと聞かれたら「elegirlというレーベルをやっています」と言えばいいのだと思う。
DJだろうが、文筆だろうが、ラッパーだろうが、受付のもぎりだろうが、なんでもやってやんぞこら。
俺は、敵か見方かわからないロールパンナちゃんのような存在だこら!
そんなこんなで、たのしむために来た以上もちろん愉しんでいるけれど、
不自由もホームシックもそれなりにある。仕事もけっこう体力使うし。両手放しで愉しむにはもう少し時間がかかるかもしれないけれど、まあ気を長く。
明日はなにしようか。