ジャンプ作家が一般人に激怒
http://news.livedoor.com/article/detail/5133120/
すげー好きな漫画の作者がニュースになってた。
漫画家であろうがミュージシャンだろうが創り手の作品に込めてるものは計り知れないものがある。
二十歳くらいの時、友人の演出家に
「作品を作る緊張ってあるの?」
という質問をしたら
「くそこえーよ毎回」
という答えが帰って来た。
「自分の子供をみんなの前で持ち上げて『好き勝手言って下さい』っていうような感覚だ」
と彼は続けた。
その半年後、生まれて始めて芝居を書いて演出をしたが、本当にそんな感じで、初日が終わりアンケートを見るのが怖くて仕方なかったのを覚えている。
生業にしている人はそれ以上なんだろう。逆に、他人からの意見に執着しない人もいるだろうけれど。
この件に関して。
「作者の振る舞いが偉そう」というような2chの書き込みを見たが、自分の感受性と腕を頼りに生計を担保に勝負している創り手と、ノーリスクで発言する匿名の人間では置かれてる立場が圧倒的に違う。漫画家だろうとミュージシャンだろうと芸能人だろうとだ。
安全圏から投石できる奴がDISられたりそれだけで嫌悪の対象になるのは当然で、同じ土俵で議論したいならせめて名を名乗って自分の看板を掲げるべきだろう。
っていうことがね、あんまり理解されてないのに驚いた。
ところで、俺自信は表現を生業にはしてるわけじゃないけれど、ブログとかを本名でやって(しでかしたこともあるけど)言葉を選ぶ習慣がついたということはまあよかったなあと思える。
俺がなんかよくない発言や思想を書けば、友人から先祖までが第三者からのDISの対象になるという状況は、例え少数の人しか覗かないマイナーなブログでもある程度敏感にならないといけないわけで、そういう負荷ってきっと大事。創り手でなくても。
mixiも良かったんだけど日記の公開対象を選べるようになったのはあまり面白くなかった。
話題の着地点を見失ってしまった。
とりあえず『嘘喰い』読めってまじで。スーパー面白いから。
あと、これだけ書いといてなんだけど、ニュースにするようなことじゃないだろ本当。