「虹ノ死ニ方展」というのに行ってきた。
最近友達になったWくんがすすめてきたのだ。
展示者の神ノ口さんはWくんの元バンドメンバーだとか。
でWくんが「おもしろいやつだから紹介したい」っていってたから行った。最近そういう”テレホンショッキングシステム”にめぐまれている。
奇しくも、その日はタモリの誕生日だった。
都立大学で降りたことはあまりない。そもそも東急線に乗るとそのおしゃれさにからだが緊張する。なんてったって埼玉出身だからねえ。
埼玉の過酷な環境はあまり知られていない。
埼玉に生まれた人間はゆりかごから墓場までそういう差別未満のぬるい侮蔑と嘲笑に晒されて生きる。「ださいたま」とか「くさいたま」という罵詈雑言を浴びて10代のうちに住民の8割は鬱屈した性格になる。
あと、「風が吹けば桶屋が儲かる」というシステムがあるが、埼玉にいたっては
風が吹く → 武蔵野線が止まる → 桶屋が卸先に遅刻する → 桶屋の信用と株価が下がる → 桶屋が儲からない
という特殊ルールが適用されるため、風が吹けば桶屋が儲からない。
埼玉で桶屋の開業を考えている人は考え直したほうがいい。
あとね「浦和」が名前に入る駅が多すぎて、混迷し、発狂する者が少なくない。
展示者の神ノ口さんはそんな過酷な浦和出身だそうだ。
(だれか褒めてよこのアクロバットな文章の繋ぎ方!)
戯言が長くなった。
「虹ノ死ニ方展」というのに行ってきた。
THERME GALLERYは非常に狭い空間で、かかっている音楽のリバーブが非常に気持ちいい。作品は滝沢さんというフォトグラファーの写真と音楽作品で1セットなのか、作品のテキストも展示されている。
雨水みたいな湿度を帯びたテキストは非常に好みだった。
展示数が少なかったのが少し残念だ。もっといろいろみたかったかもしれない。
「紹介してくれる」といってくれたWさんはすれ違いで帰ってしまっていたが、神ノ口さんとは少し話せた。
まあ、ちかいうちにまたなんか遊ぶだろうとおもった。
むしろ遊んでください。
神ノ口智和+滝沢広
「虹ノ死ニ方」展
2010年8月18日(水)ー 2010年8月22日(日)
於 THERME GALLERY
http://therme.exblog.jp/14416144/