名前の総画数が徳川家康にあわせられてつけられている。
なぜ家康かというと、若いうちにたくさん苦労しますようにという親なりの願いだそうだ。
他の人がどれだけの苦労をしているかは知らない。
自分が特別多いなんてことはないと思う。
ただ、まがりなりにも、色々なものを飲み込んできた。
それは幸福や安寧なときもあるけど、時として、煮え湯だったり、苦い薬だったり、発狂しそうなくらいの怒りだったり、理解のできないような不条理だったり、割のあわねー貧乏くじだったり、立ち上がれないような虚無だったり、不安すぎて眠れないような夜だったり、いろいろ。
そういう色々を飲み込むたびに、賢くなるやつ、ずるくなるやつ、弱くなるやつ、強くなるやつ、やさしくなるやつ、それも人によって違う。
俺はどうなってってるのかっていったら、まあ大丈夫。
まだ全然いける。逃げ水みたいに、夢見たものの形が変わっても。
何十年に一回かもしれないが『生きていてよかった』と思える夜があり、その思い出があれば、あとは『ゴミクズみたいな日々』であっても生きていける。
という中島らもの言葉を信じている。そんな夜がたくさんある俺がいけないはずがない。
やっぱり今いろいろ面倒くせえし、むなしいしだるい苦いうぜーちくしょう。糞、糞、糞!
けど飲み込め。飲み込むよ。
シロップをあとからごくごく飲めばいいんだよ。
明日はobakedaZONE
いい夜になってほしい
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青春ごっこを今も続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は手前しか照らさない
真暗な道を走る、胸を高ぶらせ走る
目的地はないんだ帰り道も忘れたよ
壊れたいわけじゃないし壊したいものもない
だからといって全てに満足してるわけがない
夢の中で暮らしてる夢の中で生きていく
心の中の漂流者、明日はどこにある?
生きててよかった
そんな夜を探してる
年をとったらとるだけ増えていくものは何?
年をとったらとるだけ透き通る場所はどこ?
十代はいつか終わる生きていればすぐ終わる
若さはいつも素裸見苦しい程ひとりぼっち
生きててよかった
そんな夜を探してる
生きててよかった
そんな夜はどこだ
僕が今までやってきたたくさんのひどい事
僕が今まで言ってきたたくさんのひどい言葉
涙なんかじゃ終わらない、忘れられない出来事
ひとつ残らず持ってけ、どこまでも持ってけよ
生きててよかった
そんな夜を探してる
生きててよかった
そんな夜はどこだ
いこうぜ いこうぜ
全開の胸で
いこうぜ いこうぜ
震わせていこうぜ
もっともっと
もっともっと見たことない場所へ
ずっとずっと
ずっとずっと種をまいていく
全開の胸 全開の声 全開の素手で
感じることだけが全て 感じたことが全て
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
フラワーカンパニーズ – 深夜高速
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以前友人のブログで知ったすごくいい歌。