あたまがいたいしなんだか感情も不安定。
もういっそ、いろいろな煩わしいものを捨てて、適当な田舎で暮らすのも悪くないかと、そんな風に思うことが最近ままあって何がよくない訳でも何が不満な訳でもなく、とりあえず疲れてるんだと思う。
26歳だ。腹を括れてない。
いや、世の26の半分以上はそんなような気がするし、腹をくくれないまま一生を終えるひともたくさんいて、それを否定するつもりはない。ただ、俺はそこを括りたい。
とにかくあたまがいたい。
昨日は新宿で飲んで、11時半頃に居酒屋のテーブルで寝にはいった。友人たちが起こしてくれたときには既に終電がなかった。中央線で日野に行けばタクシー代1000円くらいで帰宅できるのでそうした。
金曜の終電の中央線はごった返していて、みんなひどく疲れていたり酔っ払いどうしが喧嘩をしていたり、予想通りいい空気じゃなかった。気分が悪かった。あたまがいたいし気持ちがわるい。
日野駅に着くなりトイレでげえげえ吐いた。そんなにたくさん飲んだつもりはないがそういえば睡眠不足だった。トイレの外からおっさんたちが
「ガンバレー!」とにこやかに言った。
娯楽じゃねえぞばかやろう
ふざけてるようで割と必死に生きてんだくそやろう
不器用なりにしがみついてんだくそくそくそ
腹を括れてない現在を正当化するつもりはない。それでも去年よりは昨日よりはましだと前進している手応えもある。しかし、時間がそんなに悠長にあるとは思っていない。
げろをはいたら、引き続きの頭痛と汗と動悸と寒気がすごい。人体改造に失敗したような無様な歩き方でタクシーに乗り、帰宅した。
本当によく寝た。酔いこそ残っていなかったものの頭痛が残っている。全然治らない。
頭痛のときにポジティブにものを考えるのは無理な話。自分の有り様を考えるとどうも田舎への憧憬を拭いきれない。
そういえば昨日の昼東西線でeastern youthの吉野さんとばったり会った。彼は腹を括る前に、その道しかなかった大人だ。
それはそれでシビアだと思う。
とにかく頭痛がやまない。
あらゆる場所に花束が… (新潮文庫)
著者:中原 昌也
販売元:新潮社
発売日:2005-04
おすすめ度:
クチコミを見る