見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ

日記のタイトルはBUCK-TIKUの作品名。

 愛とか真実だとか見えない物を見ようとする誤解。知っておかねばならないことはゴカイというのは河川とかに住む毛の多い虫のことだ。深い、深いぜBUCK-TIKU。

 住宅街を歩いていたら道に迷った。市ヶ谷の住宅街は女心のように複雑だぜ。入り組んで入り組んで入り組んで俺に到達を許さない。あーもしかしたらこここの場所はいつか恋叶わなかったあの子の頭の中なのであって、街灯下に落ちている影の集積は俺が拭えなかった部分。そんなことをささやくのは腹の中の回虫、ササヤキムシ。ササヤキムシの大好物は笹屋キムチ。笹屋というのは韓国の浅草にある漬物問屋。野菜もつけるし果物もつける魚も肉も何だってつけちゃう。この際いっそ、客もつけちゃう。店長曰く「つけるのがすきなんですよ、へっへへへ」そんなんだから現在営業停止中。

 図書館で長椅子に座って本を読んでいたら、隣に座っていた女性が居眠りを始め俺の左肩に頭を載せてきた。美人なので悪い気はしません。しばらくすると館内は、閉館時間が近いのかがらんとしてきた。その女性の目鼻立ちがととのっているのは寝顔でも容易にわかる。読書も忘れて見とれていたら、女性が目をあけた。目が合う。思いの外その目はおおきいのだなと思った。何度目かの瞬きのあと、女性はそのまままた眠りに落ち、左肩に頭の重み。なんだろうこれは。名前も知らない隣の座席の人に心を許されたのか。困惑しながらも平生を装って、右のほうに重心を傾けると、彼女もろとも倒れた。倒れたので抱き寄せたら拒まなかったので俺もそのまますやすや寝入った。

以上、今日見た夢。

夢かーーーーーーーい!!がんがんがん!(部屋のテレビに八つ当たりする音)こんなに残念な目覚めは稀有だ!

 ふてくされながらもでかける。歩きながら思ったこと。
 
「神が人を創造したのだろうか?
 人が神を想像したのだろうか?」
 
 という疑問がひょっこりひょうたん島。

 俺は後者の考えを持っている。現在、宗教によって作られた文明はもの凄いわけで。もの凄まじいわけで。想像も一定量を超えると創造に結びついてしまうようである。だとしたら、俺や俺を取り巻く環境やその外にある壮大な世界というものすべてが誰かの夢の産物である可能性もある。そうだとしたら、俺は一体、誰の夢の中の登場人物なのだろうか。そして、俺の夢は誰を創り上げたのだろう。ということになってきて、これぞまさしく見えない物を見ようとしているゴカイの状態。

真実を知るなら此処にいてはいけない。
(BUCK-TIKU
 「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」)

Company会社概要

デザイン
会社名
合同会社elegirl
代表
岡崎龍夫
所在地
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-26-28 原宿V2ビル 2F
資本金
1,000円

elegirl_

デザイン