微熱下がらず。睡眠も碌にとれず。そのくせ午前中に出かけなくてはいけない。先日、三郷に忘れものをしたのだ。父親の起業の保証人の手続書類だ。トホホ面倒くさい。
悪魔が踊る。喉の痛みと頭の痛みが踊る。行き場のないだるさが踊る。空腹が踊る。布団の中は百鬼夜行。宴。とはいえ、外に出かけても同じこと。東風朔風に舞うバーゲンの広告。悪寒が皮膚を蝕む。さぶいぼ。あかぎれ。ひびわれ。要するにこんな小春の街ですら歩くのはアムンゼン気分。
唯、夕焼けは嫌みなく綺麗。雲の形がグロテスクで可愛い。紫色していてそう言う腫瘍のようにも見える。そうか、こっちが西か。
温めた牛乳。一本500円する栄養ドリンク。バファリン。水。胃がめちゃめちゃになってる。父親曰わく
「昔、風邪薬20錠くらい飲んだら汗が止まらなくなって大変な事になった。」
「何でそんなに。」
「いっぱい飲んだらすぐ治るかな、と。」
うわ。悲しい。このネイチャー気質に血を感じる。