髪を染めた。髪を染めたのだがムラがひどいのでもう一度そめなおそうと近所の薬局に整髪料を買いに行く。帰り道で迷う。あれ?あれ?こんな道みたことないよ→まあ恐らくこっちに行けばいいはずだ。を繰り返していたら、俺はもう、さしずめ不思議の國のアリス。そのまま一時間歩く。見たことのない電車が走っている。どうやらとんでもなく迷っているぞ。孤独。なみだがこぼれる。寂しいよう。案内のうさぎがいないところを見ると俺の現状はアリス以下だ。掲示されている地図を見ても、俺の家はもう載ってない。なんで図らずして迷うかな。しかもいつもの道で。バカの2文字が頭をよぎる。交番を見つける。「マルイ(近所)ってどっちでしょうか?」「歩いていくの?遠いよー。」お巡りさんに教えてもらった道を行くと先の薬局につくことができた。往復20分の道に2時間費やしてしまったが、誰も頭をなでちゃくれない。