OUTSIDER(バー)に寄り道してから帰る。
軽くふらふら。
夏の夜の色濃さを忘れていた。こんなに黒かったけか。
傍らに話し相手がいないのであれば眠くなるまで詩作しよう。
やっぱりこええよ。
子供じみていると笑われるかもしれないけれど。
情けないと落胆されるかもしれないけれど。
夜の黒きに魚が泳ぐ。うろこの光に目がくらむ。
耳に入るのは嘲笑やサイレンや足音、騒然とした街の音。
なんか、いい夢を見る自信をなくしている。
そして、朝まで待ってから眠りに落ち、起きたら夕方なんだろうか。
多分明日も。
よるになると
ふっとなみだが
とまらずにあふれて
いつのまにか
ぼくはおとなになって
いまをおもいだすだろう
ホフデュラン「夜」