・日曜日

午前中に他らしい布団が届いた。ベッドと古い布団を捨てる。
快適な生活へまた一歩前進したのがうれしくてしょうがない。

　第七劇場「トロイアの女」観劇。

　ギリシア悲劇。紀元前と現代をどう結びつけるかという点で、どのように　　「寓話」ないしは「黙示録」と位置づけるのかという点ですんごいよく考
　えられた構成に思えた。電子音「ピ」ひとつにすべて込める。非常に面白
　かった。

　t1ss「クエスト」

　鳥肌が立った。背中を後押しする風のような歌だ。邁進と差す光というも
　のを語るラッパーだ。

生粋工房の当日制作へ入る。どらま館の空気は嫌いじゃない。エアコンを掃除する。おにいちゃんとお茶をして第七劇場の打ち上げに行く。
最近、酒を飲むと非常に饒舌だ。高揚感もある。何だろう、自暴自棄なのか。まあ、何だっていい話だ。
朝方、Ｍ二さんとお茶をしに行く。くだらない話を延々しているうちにコントが４つ浮かぶ。愉しかった。
「もっと威張りな。」
なるほど、そうかもしれない。威張っていいのかもしれない。

根拠こそ何もないが何かの予感を感じる。それは口をあけていれば空から降ってくるものじゃない、自分がなにか面白いことを始めてしまいそうな予感だ。
ここ数日の予定で充実した生活の多くが自分の立たなくてはいけない場所、それではないことも知っている。

見栄を切るのは悪い癖だ。お前は大概口だけじゃないか。
そうだね。でも、見栄を切るのはやめない。