詩作をほめられた。
いやあ、いつであっても誰からであってもそんなのうれしいわけで。
また、少々照れくさい訳で。あるいは、真摯なダメだしとかも非常にうれしい訳で、自分の断片に対して何かを述べてくれる人がいつの間に多くできたことがありがたくて仕方がない。
理解されがたく、誤解されやすく(今でもだけど)あった数年前は確かに悲しかった。人付き合いは確かに苦手だった。作品で繋がろうとしていたかもしれない。
多くの人は自分の生活の中からコミニケーションの術を学ぶかもしれないけど。
俺は詩作してその反応を伺うことで学習していたのかもしれない。なんて、いづれにしろ、生活を媒体にするにしても、それじゃないものを媒体にするにしても、人は人と関わっていかなくちゃ、いけないんだなあと思う。
昨晩はたこ焼きで呑んだ。
苦手なワインを空けまくってへろへろになった。
友達はまだ少ないけどできはじめていることは確かだ。
こっちの空はひろい。高い建物がないから。海と山と河に囲まれてる工場街。
みんなおだやかで、買い物をするときに財布の中の小銭をさがすのに、そんな忙しくしなくてもいいし。
いかんせん穏やかな街だ。
そう感じられるようになったのは、俺自身穏やかになりつつあるからかもしれない。
去年の今ごろからか、自分の今いる環境は鏡像だと思うようにしている。
退屈だと思うのは、自分が退屈な人間だからだろうし。
空虚だと思うのは、自分が空虚な人間だからだろうし。
くだらない時にくだらないのは、世界じゃなくて俺であると。
そう思うようにしている。
真偽なんかどうでもいい。けど、そう思わなきゃ自分の外への責任は負えない。
今日はバイトの研修。髪を自分で切ろうとしたらいつものように大失敗した。
向かう道で2時間迷った。出かけるときにカメラを携帯するようにした。
(この街には何もないというが河とか線路とか道とか写すべきものがいっぱいある。
なんつうか、新鮮な気持ちだからだ。新鮮に眼に写る風景は新鮮なうちに留めておこう。そんな次第だ。)
店長の身長が190あるのでびびる。マネージャーは180。
このバイトには170以下の男はいないと聞いた。まじかよ。
明日からいきなり就業らしい。いいね。きやがれ。
明日の昼はよく眠ろう。
そして、起きたら図書館へ行ってみよう。