打ち上げが終わって漫画喫茶でこれを書いている。
お疲れ。俺お疲れ。
何だかんだいって公演も終わった。
作演というポジションでいろいろわかったこと。
うれしいのは感想。
ほめだしなり、だめだしなり、自分の産んだ自分の破片を真摯に向かい合って見つめてくれる人たちがいる実感。
なるほどね。たしかにうれしい。
普段自閉的な人にとってはかなり気持ちいいんだろうね。これ。
でも要は、日常会話の延長だな。
俺がなんか言う → 目の前で話を聞いている奴が笑う。
このやりとりの規模がでかくなったってことだな。
そういう意味では日常とあんまり変わらない。
だから、作品作りって非日常的なものなわけじゃないんだな。
そして、自分の書いた脚本、自分の手掛けた演出だからって、それは自分の作品にはならない。役者が思うように動かなくてぴりぴりするのはこの作品が自分のものであるっていうエゴイズムに端を発するものだ。その考えに執着している芝居は多いけどね。勉強になった。
なんにせよ終幕。
達成感?・・・ないな。
わかったこともうひとつ。
表現においては、向上心のある限り達成感は得られないのかもしれない。
自分が既に完成されているって考えの上に成り立つのかもしれない。
完成?・・・んなわけあるかーい!
何も終わってない。
何も終わってない。
ただ、お客さんから役者まで関わったすべての人に感謝をしたい。
ありがとう。