劇団森 本公演 『halshinam』

2010/02/26(金) ~ 2010/02/28(日)
会場 早稲田大学学生会館
作・演出 影山直文

◆あらすじ
敷衍。二〇〇三年の近未来に(かつて)結成されなかったビートルズと贋物のねこじゃらしの招聘、の点眼するときやってくる宇宙人たちよ、くるくる踊れ!
(日本列島の紙)ヒコウする西風が裏路地に積もらしたのは、かしいだ東京のうえを透明に散歩する空中道路から投げ捨てたコーヒー瓶のきらきらである。そこではだんだん気体が朱になる!
お掃除ロボットの行進、ゆめみる世界の十万馬力の少年、目玉をぎょろぎょろさせた藁半紙の漫画本に帰っていこう。ぱたんぱたんと畳みこんだ蛇腹状の宇宙に飛んで戻ろう。レコード溝の一次元空間を延長させて届くのは実は成層圏内に浮かんでいたほんの小さな冷たい満月!(そのきさらぎのもちづきのころ)

◆キャスト
荻原永璃 田中晶 田中香 平山智規 松田隼斗
三木康子 守屋康子 籔博晶 綿貫美紀

◆スタッフ
舞台監督:牛込新司/照明:守屋康子/音響:間渕由貴、野口季路
宣伝美術:田中香/制作:本山紗奈

◆演出ノート
観客として俳優や劇空間に期待する想定(例:A君=ハムレット)は裏切られるかもしれないけど、その会場という空間とそこで経過する時間、そこにあるいろんな存在に関してはまず(物理的には)信頼のおけることで、疑う余地はない、その疑う余地のない部分にまず立脚してみようと考えた。
そこでは誰が誰であっても、何人も文句を言わないであろうから、ある存在のうえに浮かんだ概念がそれぞれの存在のあいだを自由に行き来して、例えばハムレットというものがA君のうえからB君に移ってそれから最終にはそのへんのやかんのなかに入っていったっていいわけだ。
それは裏切ったわけではなくて、その宇宙じたいがそもそもそうやってできているのだ。
そんなふうにものすごく風通しのいい演劇ができればいいと思う。