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新作とele005について

ギロさんとはネットで知り合った。
なんとなく大喜利をやっているうちに、笑いの路線の似た人たちで大喜利クルーみたいなのになった。
ギロチンさんは「ギロチンde剃毛」というひどい名前だった。
それが6年前で、いまだに大喜利をやってる。

電話やskypeではたまに話すことはあったが、3年前の年末に大阪にいって、その時初めて会った。
イケメンというのもあったけど、七尾旅人ばりに目がきれいで爆笑した。
酒を飲んで二軒ほどはしごして終電で帰った。ギロさんが「めっちゃたのしいわー永遠に飲んでたいわー」と言っていたのが印象的で、それくらい楽しかった。そのときにプレゼントしてもらったのが自作の楽曲のCDRだった。
東京に帰ってそれを聞いて、え、なんでこれどこにも発表してないの?と思った。
ギロさんはPCの扱いが不慣れな様子だった。

「発表しましょうよ!」と言いくるめ、ギロさんの許可を経て10数曲あるうちの5曲をsayonara recordsに送った。
アートワークが必要になったので大喜利の友達のきょうすけにつくってもらった。
そのときに問題になったのがアーティスト名でさすがに「ギロチンde剃毛」はひどいよね、ってことでそのまま英語にした。そんなこんなでsayonara recordsから出たguillotine hairshaver”The Lost Days”はわりと好評だったように思う。当時日本のネットレーベルは黎明期で、そのあたりからいきなり増えた。
sayonara recordsからギロチンさんの作品をリリースしたほかにも、CDRには作品があって、その残りをリリースするためにelegirlのサイトを作って、ネットレーベルと言う形態で運営を始めた。elegirlと言う名前のドメインとサーバはそれ以前からずっと確保していたが、その時からはじめてサイトとしての必要性をもち始めた。
そんな2011年、日本でネットレーベルはいきなり増えた。
以前から、monotonikやField noise recordというレーベルへの憧れがあった自分にとっては、
ある程度の無骨さは必要だったしネットカルチャーがアニメカルチャーに結びつくのもなんか安直でいやだった。アニメは好きだけど。
インターネット上でやる以上無理やりでも国内向け、国外向け両方のベクトルを持ったほうがいいし、フリーダウンロードだからってアートワークを蔑ろにするのも納得がいかない。金がないから無料配布って、その貧乏くささは何も生まないと思った。

ギロさんから、sanmiさん、そして国外アーティストの方々。或いは国内のアーティスト。
いまだにマネタイズにはつなげていない、イベントクルーにもなっていないのでモチベーションの維持は意地だ。それでも見ず知らずの国のやつが、名前すら知らない国の奴が「your label is great!」なんてたまにいってくれるおかげで、孤独な作業の一切が報われた気になる。

この形態で活動をしていくなかで、音楽についての考え方は大きくかわっていったし、いまだに変わり続けている。検証するように運営していこうと思っている。

個人的にはもう「ネットレーベル」っていう言葉自体がダサくて、もうmp3を扱うネットレーベルだろうがフィジカルなものを扱うレーベルだろうが区別のできない時代はとっくにきている。カルチャーに線を引く作業は、しょぼいお山の大将を作りにいく感覚だと思う。
音楽は音楽だ。
それが一番ベターであればmp3でリリースするし、違うならCDでリリースする。レコードやカセットでのリリースがベストな時だってきっとあるはずで、そこは臨機応変に選んで行きたいので「ネットレーベル」っていうな。

sayonara recordsが活動休止して、活動休止したらギロチンさんの”The Lost Days”はそのまま埋没していくと思った。止まれば埋没するのはネットの宿命だ。いやいやいや、あれは俺がパッケージングした作品だ。思い入れもある。そうさせたくない以上再リリースさせてもらった。無料だろうが有料だろうが、CDだろうがmp3だろうが、そういう気持ちは大切にしたい。
同じタイミングで”Triangular cry”もリリースしたので、

そんな感じで、elegirlより新作を3作リリースしました。
かっこいいと思います。聞いてください。guillotine hairshaverをGHSともう略していこうと思ってます。
これが定着していったら、俺がちょっとタイプが楽になるので。

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