ジエン社からのお知らせ

この度 The end of company ジエン社主宰山本健介は劇作家・演出家として株式会社ECHOESの所属となりました。今後とも応援のほど、よろしくお願いします。  ECHOES NEWSページ

第11回公演『夜組』


The end of company ジエン社 第11回公演
『夜組』
脚本・演出 山本健介

会場:池袋シアターKASSAI
2017年1月13日(金)~23日(月)

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出演

伊神忠聡 兎洞大 蒲池柚番 寺内淳志
中野あき(ECHOES) 由かほる(青年団)
高橋ルネ(ECHOES) 善積元

スタッフ

舞台美術:泉真
舞台監督:吉成生子
照明:みなみあかり(ACoRD)
音響:田中亮大
衣裳:正金彩
宣伝美術:サノアヤコ
総務:吉田麻美
WEB:岡崎龍夫
写真:刑部準也
演出助手:萩野あやこ
制作補:柏木健太郎
制作:土肥天
協力:ECHOES

主催:The end of company ジエン社
助成:芸術文化振興基金助成事業

開演時間

1月13日(金)19:30
14日(土)14:00/19:00 ☆
15日(日)14:00/19:00
16日(月)19:30
17日(火)19:30 ★
18日(水)19:30
19日(木)19:30
20日(金)19:30
21日(土)14:00/19:00
22日(日)14:00/19:00
23日(月)15:00

受付開始は開演の60分前、開場は30分前

☆1月14日(土)19:00 アフタートーク
 出演者と作・演出家による深夜ラジオをめぐるトーク
 善積 元、寺内淳志、山本健介

 》トークの記録映像 youtu.be/nO28pHPrpPc

★1月17日(火)19:30 アフタートーク
 ゲスト:佐々木 敦 氏(批評家)

 》トークの記録映像 youtu.be/WiqrxSIQ0Ic

上演時間 1時間30分(予定)

料金

前売 3400円
当日 3900円
高校生以下割引(要学生証・要予約)1000円

※リピート券 1500円
 15日(日)19:00開演回〜20日(金)限定
 チケットの半券をお持ちください。
 (半券がお手元にない場合は
 予約情報を参照致しますのでお申付けください)
 

チケット発売日 2016年11月6日(日)

【ジエン社『夜組』投稿メール募集】
各公演、開場時間中(開演時間の30分前~開演5分前)に俳優が投稿を読み上げます。
それにあたり投稿を募集します。
メールテーマは「見えないけど、あると思うもの」。
ラジオネームを添えてお寄せ下さい。長文、短文、一言ネタ、なんでも結構です。

宛先は、yorugumi@outlook.jp です。

採用させていただいた方には、本公演中 受付にてジエン社『夜組』ステッカーをプレゼント予定です。(お一人様一枚限り)
客席から、また遠く離れた場所から、ぜひご投稿ください。

あらすじ

夜に起きるようになってしまってから、数か月経つ。

起きるのはたいてい、相撲中継が終わったあとだ。夏の間はそれでも日が差している時間もあったが、この季節になると寒さとともに、街は喪に服したような昏さになる。

川の近くの街だ。

電力は制限される前から、この街の夜はもともと昏い。この昏さの中、『死んでるさん』と呼ばれる死者が徘徊していると聞いたが、俺はいまだに出くわしたことのない。

川の近くに、キリン型の鉄塔がある。

そのキリン型の鉄塔の近くに、携帯型ラジオを持っていく。夜、その鉄塔の付近でのみ、声を拾えるラジオがあるのだ。俺はその声を聴きに行く。

「家族! ……本当の家族には言えないあなたの日常を送ってください。採用された方には、ひょんめんみゃんもんすう、もうぺんはるもにあ、あごす、よごるよごろてりあ、まくろまふすう……」

深夜のラジオだ。時々、人間ではない違う生き物の言葉も入ってくるのは、この鉄塔が気持ち悪いせいだと思う。

「本当の家族には言えないあなたの日常」を送るという、そういう趣旨のコーナーにもかかわらず、投稿リスナーたちは次から次へと、ありえないシュールな日常を送ってくる。投稿のあまりの狂いっぷりに、パーソナリティの二人は笑い続ける。狂った言葉と、笑い声が、死体の匂いのする川の、小さい範囲に響いている。なぜこのラジオは、ここで聞けるのか。そもそも電力が制限されている中、深夜に聞けるラジオなんて、どうして存在できるのだろう。こんなに人が死んでいるさなか、どうして俺はまたここに、ラジオを聞きに来たんだろう。

向こう側で、誰かがこっちを見ている。昏くてよくはわからない。見ることはできない。ただ、存在するときに立てるわずかな音と、気配で、

何かがいるようなことだけはわかるのだ。

俺は思った。あいつも、俺も、「夜組」なんじゃないか、と。

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写真:刑部準也