the end of company ; ジエン社

わたしたちが集まるのは もうこれで最後。
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    The end of companyジエン社 「きっとひどい雨の日」のワークショップオーディション2012

    きっと触れない私達の指や手の事、将棋をさすその指のための、

    あるいは、他人とこちら側を分かつ深い川のための

    (共感なんてできるものかと諦めたからだの)ワークショップ。

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    私達はびっくりするほど、他者との共感に慣れていないのではないか。例えば、念じても他者は食べ物を恵んでくれないし、念じても他人の世界は平和にならないし、念じても「私は働いておらず、また働く気もなく、そのためお金がないので家賃を払う事が出来ない」という事を、もう何べんも何べんも念じていると言うのに、大家はわかってくれない。きっと大家は私に共感する事に慣れていないのではないだろうか。

    これが、身内だったのなら、多少はわかってくれるとは思うのだが。大家に私に共感してもらうには、どう表現すればいいのだろうか。共感の不慣れに対して、私達はどう立ち向かうべきだろう。

    例えば私達は、将棋指しの指を知らない。将棋指しはその一手一手に「分厚い」「ひょろい」「嫌な感じがする」「取る気持ちがしない」「後手玉は広い」「桂の将来のなさが見ていられない」など思うそうである。彼らのやっている事は、指で、木片を、数センチ動かす事である。将棋の「身内」は、その動きで彼らの「感じ」を感じとる。感情を読み取る。「村山聖を感じるね」「村山聖の息遣いを感じる」「彼(村山)は良くなったらデジタル攻めで、悪くなったら一発を狙ってくる」と。知らない言葉で、その指先の出来事を彼らは語る。彼らは残された棋譜をもとに、木片を板の上で動かすだけで、死んだ棋士の感情すら”共感”する。なぜ、木片を動かすだけで、彼らは共感できるのだろう。私達が触る事が出来ない指を彼らは持っているという事なのか。

    共感する努力を、センスを、あるいは共感への慣れを、放棄することで生きていこうとする私に、私達に、他者のままでふらふら生きようとするあなた方の、災害なんてなかった、弔いはもう済んだ、だから、次のステップへ行くのだ、という私達に、死んでしまった者への共感は可能だろうか。他者と身内の間に流れる川がある。その川を渡ること無く、他者のまま、他人のまま、ついぞ東京に行く事のなかった埼玉県民のまま、他者への興味を中断した私達の出そうとして出ない言葉、言葉が、声にならないうめき声の、言葉以前の私達は、やる気ないまま、それでも共感したいというだらしない祈りは、立ち方は、やる気なく生きる事は、やはり否定されるべき怠惰なのか?

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    【日程】 2012年6月24日(日)25日(月)26日(火)18:15~21:30

    【場所】 都内(杉並区)の公民館(メール返信時に詳しい場所を送信します)

    【内容】 基本的に小劇場演劇の稽古会です。上に書いたような「やる気なく共感する事」を考えながら、動いたり、話しかけたり、将棋について勉強した事や知識を発表するなどをします。 同時に、2012年の11月上旬の公演に出演してくださる方も募集しています。少なくとも20年以上は表現に関わろうとする意志を持つ18歳以上の方ならどなたでもご参加いただけます。

    【応募方法】 下記アドレスに連絡ください。途中早退、遅刻なども可。ただし事前にご連絡ください。件名に「ワークショップ参加希望」と書き、氏名、性別、年齢、参加日時 所属劇団(あれば)、公演参加の意志の有無、緊急時の連絡先(ケータイ番号が望ましい)を送ってください。返信をもって受付完了とします。参加費は200円くらい(稽古場代やコピー代を割り勘で)です。公演に参加の意志がなくてもかまいませんので、どうぞお気楽に参加ください。3日ともにやる内容は大体同じですので、1日参加のみで十分です。また、参加するにあたり宿題として「将棋について、自分がおいしくプレゼン出来る程度の知識を得てくる(あるいは、あえて得ないで、将棋に似た得体のしれない新しい知識を得るでも可)」をお願いします。

    連絡先は jiensya@hotmail.co.jp

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    The end of company ジエン社 第8回公演/フェスティバルトーキョー12公募プログラム参加作品

    『キメラガール アンセム/120日間将棋』

    【あらすじ】

    初日7六歩を指したころの自分は何も考えてなく、38日目、君の後手の歩が5五でぶつかった時にも僕は鈍感だった。目の前の君の外見はその38日前から一切変わらないのは、君は所詮、デジタルデータ上のブログラムだからかもしれない。けれど僕は君の内面の変化をよく知っている。君は進化した。ネット将棋の万億の対戦が、出会いが、自立学習型のプログラムである君を1日、また1日と変化させたに違いない。既に早指し将棋では僕は君に勝つ事が出来ない。手に負えない。だから僕は君と対局するときにこう条件づけた。

    【君と将棋を指す。

    ただし一日一手ずつ、23時59分までに1手を指す。

    それ以上は手を早めないし、それ以上は手を遅めない】

    24時間、僕は将棋の事を考える。君の事を考える。一秒で1200万手読む君に対抗するには、こうするしか対等にはなれない。
    39日目、僕は君の指した後手5五歩を取らず、6五歩と突き、君の角頭をついた。その日は雨だったことを思い出す。風邪をひいたのはあの日、あの雨が原因だったのも思い出す。君はその事を知らない。

    君の思考を構成するプログラムを書くとき、現実の3人の君を大いに参考にした。一人は、リハビリ先で僕に微笑んでくれる受付の1さん、もう一人は高校時代冬の体育なのにジャージを忘れたため仕方なく短パン体操着だった2さん、最後に、僕に話をしてくれて、歌も歌ってくれた3さん、といったように。3さんは僕に、生きて的な事をいったらしいが覚えていない。というか、実際に(物理的に)僕が地に足をつけて生活していた時の頃を、僕は忘れつつある。でもそれは自然な事じゃないかと割り切り始めているのも事実だ。一応一通り苦しんだりもがいたりしたような気もするし、案外あっさりと受け流したような気もするし、それは、もういい加減あの三月の地震の事で気に病んだりするのはどうでもいいんじゃないか、と思う時に葛藤する(した)事とすごく似ている。
    僕はパソコンのプログラムで生計を立てるようになっていた。「人工無能」というプログラム遊びを君は知っているだろうか? こちらの言葉にオウム返しのように決められた言葉を返すっていう、遊びだ。僕は君をしゃべらせる。でもそれは君ではない。僕があらかじめこの言葉に反応するよう仕組まれた言葉を返しているに過ぎない。
    対話じゃない。

    だから僕は君に将棋を教えることにした。高校時代は将棋部だった僕は人と話すことが苦手だったが、将棋なら対話ができるような気がしたのだ。二人零和有限確定完全情報ゲームという言葉を知っているだろうか。二人にとって、有利不利がなく、でも有限で、偶然の要素が入り込むことがなく、お互いの情報が完全に分かるゲームという意味らしい。僕は君がどういう仕組みで動いているのか知っている。君のその一手が、どういう思考で指されたものかは知っている。「あから」と名付けた3人の君。正確に言えば、その3人の意見を協議し、決定する君も入れれば4人の君となる。この手は1さんぽいな。この手は2さんの意見が通ったのかな。3さん、3さんの意見が、今の所全く出てこないのはなんでだろう。僕は君に会いたい。3人の中で君が一番わがままでお人よしだ。そして一番犠牲の多い手を指すのも君だ。君は飛車と角を簡単に殺し過ぎる。

    46日目、君は3五に同銀と、僕の飛車先に銀を上げてきたのを見たとき、君の事が本当に分からなくなった。分からなくなってはじめて僕は君に勝ちたいと思った。49日目、僕は桂馬を1三に飛ばすだろう。無理攻めだろう。分かっている。それでも生き急いでいるのは、別に僕の命が残り少ないからじゃなく、次の君の言葉が知りたい、今すぐ聴きたい、ただきっとそれだけ、それだけなんだ。

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    ジエン社の新作公演になります。

    現在、何もかも決まっておりません。あらすじは今思いついたデタラメです。間違っています。

    タイトルにスラッシュが入っていますが、2本立てではありません。

    「将棋と言うゲーム」「合議制による思考と、考えを『私の考えです』と言って表面に出す時、内部で何が行われているか」「死ぬ死ぬ詐欺ふたたび」「いいかげん地震の事を考えるのが面倒だなあ、と思う時に来る、いらっとした感じ」「都合のいい女の子なんていないし、都合のいい女の子を作ろうとする時に来る、いらっとした感じ」「30歳になったら死ぬとか言ってたのに20代後半になってしまった感じ」などを考えながら、今は『村山聖名局譜(日本将棋連盟 2000年)』という本のテキストを読み解きつつ、何をやろうか考えています。

    五月後半にワークショップオーディションをする予定です。

    何もかも詳細は未定ですが、思い付き次第こちらにアップします。

    あと、足付きの将棋盤を持っている方、演出助手をやっていただける方はぜひご一報ください。

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    ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
    次回公演の詳細はまだ未定ですが、晩秋にはお会いできればとおもっております。
    写真は、2009年の海でした。

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    残暑お見舞い申し上げます。

    ジエン社は夏こんなかんじでした。
    次回公演は2012年1月に予定しています。
    どうぞよろしくお願いします。

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     遅れてきた夏が、やってきました。
     夏にはいつも後手後手の私たちです。
     来年一月の公演にむけて、一緒にやってくれる俳優を探したり、
     あるいは、
     演劇について、より考えたりします。
     どうぞよろしくお願いします。
    『遅れてきた夏』のワークショップとオーディションです。

    【日程】 2011年7月24日(日)と7月31日(日)18時~21時30(予定)

    【場所】 都内の公民館。久我山あたり。(メール返信時に詳しい場所を送信します)

    【内容】 
    基本的に小劇場演劇の稽古会です。
    上に書いた通り「役割や構造を背負うとは何か」を考えながら、動いたり、人に話しかけたりします。動くと言っても緩いです。
    同時に、2012年の1月中ごろの公演に出演してくださる方を募集するためのオーディションも兼ねています。
    「少なくともまああと2、3年か、20年くらいは演劇を続けるんじゃないかな」とか思っている程度のモチベーションの方であれば
    18歳以上の主に夕方から夜が暇などなたでも結構です。

    【応募方法】 
    下記アドレスに連絡ください。途中早退、遅刻なども可。ただし事前にご連絡ください。
    件名に「ワークショップ参加希望」と書き、氏名、性別、年齢、参加日時 所属劇団(あれば)、公演参加の意志の有無、緊急時の連絡先(ケータイ番号が望ましい)を送ってください。
    返信をもって受付完了とします。参加費は100円(稽古場代やコピー代を割り勘)です。
    公演に参加の意志がなくてもかまいませんので、どうぞお気楽に参加ください。
    また、2日ともにやる内容は大体同じですので、1日参加のみで通常なら十分です。

     連絡先は jiensya@hotmail.co.jp

     まで。

     どうぞよろしくおねがいします。

  • scissors

    多数のお客様に来場いただきまして、まことにありがとうございます。
    次回のジエン社は来年1月に公演を予定しております。
    それまで、しばしおまちください。

  • scissors

     
     ご観劇いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
     ジエン社次回は六月。東京芸術劇場が主催するショーケース公演『20年安泰。』に、20分程度の参加予定ですが、
     それ以降の予定が真っ白です。
     ショーケース公演には、デモと廃材撤去をテーマにした何かをやろうとしていますが、どうなることやらわかりません。
     どうぞよろしくお願いします。